4位アビスパ福岡は2-1で優勝を決めている湘南ベルマーレを下し、自動昇格2位浮上に望みをつないだ。

 午後3時半からの試合開始前に2位V・ファーレン長崎と3位名古屋グランパスがともに勝ち、暫定的に勝ち点5差に開いた。

 勝つしかない状況で、選手の士気はFWウェリントン(29)が「スタジアムに着いた瞬間から強い気持ちが感じられた」ほどだったと言う。しかもこの日の入場者はホームで今季最多の1万6336人を記録。1-1の後半21分に決勝ゴールを決めたFW石津大介(27)も「(観客が)これだけ入った中で、負けは許されなかった」と必死だった。残り2試合で2位長崎とは勝ち点差2。ウェリントンは「他力だが、残り2試合も強い気持ちで臨む」と意気込んだ。