第25回を迎えた大会で京都サンガFC U-18がガンバ大阪ユースを下し、16年ぶり2度目の優勝を飾った。

 両者攻め合い、白熱した関西勢対決。チャンスを逃さずに決めきった京都に軍配が上がり、全55クラブの頂点に立った。G大阪は9年ぶりで歴代最多を更新する5度目の優勝を逃した。

 G大阪実好礼忠監督(45)は悔しさを隠せなかった。4度目の準優勝に終わり「だいぶ残念」と肩を落とした。準決勝川崎F戦では、残り10分を切ったところで2点差をひっくり返す劇的な逆転勝利を収めたため「(今回も)はね返せるかなと思ったけど、京都のゴール前の守備が素晴らしかった」と唇をかんだ。

 ただ、選手は最後まで戦い抜いた。だからこそ、指揮官は「優勝するために足りなかったところを探すより、選手はJ3(G大阪U-23との兼任)にいったりして、その中でもしっかりやってくれていた。立派になってきたな、と感じていた」。来年こそ日本一を目指す。