第3節の注目は、開幕2連勝の首位名古屋グランパスと、1勝1分けの6位湘南ベルマーレの、好調の昇格組同士の対戦だ。J2で戦った17年は1勝1敗で、ともにホームで湘南が2-1、名古屋が3-2で勝利と接戦をものにした。

 名古屋の風間八宏監督(56)と湘南の曹貴裁監督(49)は、風間監督が川崎フロンターレを率いた12年から16年の間に、湘南がJ1で戦った13、15、16年に対戦した6試合でも拙戦を展開した。風間監督から見ると、ホーム等々力、アウェイBMWスタジアムともに1勝1分け1敗と。名古屋時代を含めても対戦成績は五分で、勝敗は全て1点差で決まった。互いの手の内を知る監督同士の対戦で勝負を分けるカギは、やはり元ブラジル代表のFWジョーか…。

 開幕から連勝のサンフレッチェ広島は、7位鹿島アントラーズとアウェイで対戦。鹿島には13年12月以来、リーグ戦では1分け7敗、天皇杯でも16年に準々決勝で敗退と公式戦で9戦、勝てていない。同じく2連勝の4位ベガルタ仙台も、17年にリーグ戦で2戦全敗の15位ヴィッセル神戸とホームで対戦する。広島と仙台ともに、難敵とどう攻略するかがカギになりそうだ。