ガンバ大阪は23日、ブラジル人のレビークルピ監督(65)を途中解任し、後任にはG大阪トップチームコーチ兼U-23監督の元日本代表DF、宮本恒靖氏(41)が就任すると発表した。

 昨年まで指揮を執った長谷川監督の後任に、今季は元C大阪監督でもあったレビークルピ監督をブラジルから招き入れた。攻撃的なサッカーを目指したが、第17節を終えて、4勝3分け10敗の勝ち点15で、J2とのプレーオフに回る16位にいる。2度目のJ2降格を避けるために、かつて黄金時代を築いたG大阪は究極の決断をした。梶居強化部長は「まずJ1残留が宮本監督のミッションになる」と取材に応じた。

 宮本氏はW杯に2度出場し、G大阪や日本代表でも主将を務めた。カリスマ性のある存在で、愛称「ツネ様」と呼ばれて人気を誇ってきた。