北海道コンサドーレ札幌MF荒野拓馬(25)が、今日19日FC東京戦で6試合ぶりの先発が濃厚になった。18日、札幌・宮の沢でのミニゲームで主力組のボランチに入った。セットプレー練習でも相手の動きを想定し、入念に確認。前節まで3試合連続ベンチ入りも出場はなく、先発は7月18日川崎F戦以来遠ざかる。「試合に出るチャンスが巡ってくれば、勝ち点3を取りにいきたい」と覚悟を見せた。

 良い流れを呼び込む自信がある。今季先発出場は6試合。3連勝を含む4勝1分け1敗で「自分が出た試合はほとんど負けていない」と、貢献してきた自負がある。直近では出番に恵まれなかったが「腐らずにチームのためにやってきた。試合にもゴールにも、すごい飢えている」。前のめりで、翌日の試合準備を整えた。

 チームのホーム戦勝利は5月5日G大阪戦が最後で、直近は2分け2敗。4試合連続で本拠地で勝てていない。クラブのJ1ホームワーストは、12年の6試合連続未勝利(1分け5敗)。東京戦は勝利でサポーターとともに歓喜を味わいたい。「自分がいれば勝つ、となれば」と、勝利に導くキーマンとなってみせる。【保坂果那】