ヴィッセル神戸MFアンドレス・イニエスタ(34)が、0-4で敗れた23日の浦和レッズ戦に欠場する情報が漏えいし、ツイッターをはじめとしたSNS上で拡散する騒動に発展した件について、関東サッカーリーグ2部エリース東京は25日、MF田仲智紀(28)が漏えいしたと明らかにし「2018年9月23日第27節 浦和レッズ対ヴィッセル神戸戦にて イニエスタ選手の欠場について、事前漏洩を致しました。 本件に関わる toto関連、相手チームへの漏洩等、重大なる事故として認識しております」と謝罪した。

エリースフットボールクラブの小宮敏裕代表は、公式サイトで「この度、エリース東京所属選手であります、田仲智紀が『Twitter』を経由し、事前にJ1リーグ所属『ヴィッセル神戸』様の一部選手情報を試合当日メンバー発表前にツイートしてしまったことに関しましては、各方面の皆さまにご迷惑をお掛け致しました事、大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。

小山代表は「本人もことの重大さに気が付き、早急に削除いたしましたが時すでに遅く(5分後に削除)情報漏洩となってしまったことは、当クラブといたしましても深刻にとらえております」と、田仲が削除したものの拡散に歯止めが利かなかったことを明らかにした。

今後の対応については「『ヴィッセル神戸』様ならびに『関係者』様へのお詫びと、再発防止策につきまして、当クラブ役員会(理事会)にて早急に対応させていただき、本人への罰則処分(クラブ規律より)も併せまして、追って本HP上でご報告申し上げます。この度は誠にご迷惑をお掛けいたしまして、申し訳ありませんでした」とした。

エリース東京に先立ち、神戸も公式サイトで「一部報道に係る対応について」と題し、DF高橋峻希(28)が今回の件に関わったと明らかにした上で「部外者に対して出場予定メンバー情報を漏洩していたとの報道を受け、本件に関する調査を進めることを決定しましたのでお知らせします」と発表した。

高橋と田仲は浦和の下部組織、浦和レッズユース時代のチームメートだったという。今回の件が事実であれば、内部情報を漏えいしてはいけないというJリーグの規約に抵触する。その上、同戦はtotoの対象試合でもあった。