J1横浜F・マリノスのMF遠藤渓太(20)が22日、21歳以下の選手を対象としたルヴァン杯「ニューヒーロー賞」を受賞した。横浜の選手による同賞の受賞は13年の斎藤学(28=川崎F)以来、2人目。

遠藤は準決勝までの12試合で9試合に出場し、27日に行われるチームの決勝進出に貢献。主に左ウイングを任されており、鋭いドリブル突破や、中に切り返してのシュートが持ち味の攻撃的MFだ。リーグ戦でも今季はここまで30試合中24試合に出場し、2得点をマークしている。

同賞は大会の1次リーグから準決勝までの各試合会場における報道関係者の投票をもとに、Jリーグチェアマンを含む選考委員会において選出されるもの。遠藤はジュニアユース時代から横浜の下部組織で育った生え抜きで、17年のU-20W杯韓国大会のほか、U-21日本代表として今年8月のアジア大会にも出場した逸材。プロ1年目からリーグ戦23試合に出場するなど将来を期待されており、今年は自ら志願して背番号を18から11へと変更するなど、飛躍を誓っていた。

決勝戦は27日に埼玉スタジアムで行われ、横浜と湘南ベルマーレが激突する。

過去のニューヒーロー賞の受賞者は以下の通り。カッコ内の所属は当時。

1996年 名波浩(磐田)斉藤俊秀(清水)

1997年 三浦淳宏(横浜F)

1998年 高原直泰(磐田)

1999年 佐藤由紀彦(東京)

2000年 鈴木隆行(鹿島)

2001年 曽ケ端準(鹿島)

2002年 坪井慶介(浦和)

2003年 田中達也(浦和)

2004年 長谷部誠(浦和)

2005年 阿部勇樹(千葉)

2006年 谷口博之(川崎F)

2007年 安田理大(G大阪)

2008年 金崎夢生(大分)

2009年 米本拓司(東京)

2010年 高萩洋次郎(広島)

2011年 原口元気(浦和)

2012年 石毛秀樹(清水)

2013年 齋藤学(横浜)

2014年 宇佐美貴史(G大阪)

2015年 赤崎秀平(鹿島)

2016年 井手口陽介(G大阪)

2017年 西村拓真(仙台)