V・ファーレン長崎はサガン鳥栖との残留争いに敗れ、J2降格の瀬戸際に立たされた。

2万2669人が入った九州ダービー。前半から高木琢也監督(50)が「我々のペースだった」と、闘志むき出しで意地を見せた。だが後半、選手交代で高木監督が自身の判断を悔やんだ。選手2人を同時交代する1分前に右クロスから痛恨の失点を喫し「判断が遅かった反省がある。何年やっても難しい」と嘆く敗戦だ。

試合終了の瞬間、選手は崖っぷちに立たされ、ぼうぜんと立ちつくした。

次節10日のホーム横浜戦で1年での降格が決まる可能性があり、指揮官は「この状況なので内容より勝ち点を取るために必要なことをやりたい」と気持ちを切り替えた。