ベストイレブンに連覇を達成した川崎フロンターレから7人が選出された。

同一クラブからの受賞数は、94年のヴェルディ川崎(当時)、02年のジュビロ磐田と並び、歴代最多タイ。DF谷口彰悟(27)は、Jリーグでは「MF登録」ながら、今季は全試合でセンターバックとしてフル出場。選考委員から「実際のポジションで選んだ方がいいのでは」との声があがり、DFでの選出となった。

谷口はプロ1年目で23歳だった14年8月30日の名古屋戦から続けている連続試合出場記録「149」に伸ばし、横浜DF中沢、浦和MF阿部に続き、歴代単独3位となった。

今年8月に警告数がリーチ状態の「3枚」(4枚で出場停止)になったが、以来、カードをもらうことなく今季を乗り切り、全試合でフル出場。リーグ最少となる27失点で連覇に貢献した。

初のベストイレブンに「初めていただいてうれしいです」とあいさつした。攻撃が売りのチームで、DFとしてベストイレブンに選出されたことについては、「入団当時ではあまり考えられなかった。(点を)取られてももっと取ればいいという考え方があった」と述べ、「ここ数年、特に監督が代わってから、DF陣だけじゃなくチーム全体で失点を減らす意識が高まってきた。チームメートに感謝しているし、最少失点を記録できてうれしい。みんなで成し遂げられたかなと思う」と感謝を口にした。