ジュビロ磐田MF針谷岳晃が、プロ3年目の飛躍を期した。

この日は、磐田大久保グラウンドでの2部練習に参加。午前はフィジカル、午後はボールを使ったメニューでみっちり汗を流した。「いつまでも『若い』とは言っていられない。今年は、リーグ戦に出場しないとまずい」と危機感を募らせ、今季の目標にリーグデビューを掲げた。

オフ期間中は、埼玉の実家に帰省。母校・昌平高の練習に参加し、3年間を過ごした思い出のグラウンドで自主トレに励んだ。14日のチーム始動から5日が経過したが、「思っていたより体も動いていると思う」。連日続くハードな練習も、順調に消化中だ。

昨年3月には、U-21(21歳以下)日本代表のパラグアイ遠征メンバーに招集されるなど、2020年東京五輪出場も期待される。一方で昨季の出場は、右膝負傷などの影響もあってルヴァン杯1試合に終わった。それだけに「悔しさしか残っていない。五輪に出るためにも、まずはチームで試合に絡んでいかなければいけない」と、自らに言い聞かせるように話した。

若き司令塔は、夢舞台も見据えてアピールを続けていく。【前田和哉】