93年のJリーグ開幕時から参戦する10クラブで、J2降格経験がないのは横浜F・マリノスと鹿島アントラーズだけ。横浜が平成を通して対戦し続けてきた一戦を、攻撃的なスタイルでものにした。

終わってみればシュート数は16対5。就任2季目のポステコグルー監督は「(相手が引くと)テンポが遅くなることが多いが、速いテンポで回すことを心掛けた」。主将のMF天野は「自分たちのサッカーを貫き通せば勝てる、という成功体験を得られた」と胸を張った。