J1清水エスパルスDF松原后(23)が節目の一戦を自然体で臨む。19日のホームサンフレッチェ広島戦(午後2時、アイスタ)に備え、18日は静岡市内で調整した。

今季は開幕からチームでただ1人フル出場を続け、次戦はJ1通算100試合目となる。左サイドバックとして先発確実で「いい守備でチームに貢献したい」と力強く話した。

今年はプロ5年目で「あっという間だった」と振り返る。1年目の2015年には、J1年間17位と低迷。16年はクラブ史上初のJ2を経験した。同年は28試合に出場し、J2滞在1年でのJ1復帰にも貢献した。

J1で積み重ねてきた試合数は99試合。過去に2度退場した悔しい経験も成長の糧になっており「試合数よりも、1試合の質を高めることを意識するようになった」と、90分間に全てを懸けている。

チームは現在11位だが、J2とのプレーオフとなる16位鳥栖とは勝ち点4差。1試合の結果で順位が大きく入れ替わる可能性があるだけに、気は抜けない。松原は「負けないことが大事」と表情を引き締めた。広島戦後は磐田との「静岡ダービー」。自身のメモリアルゲームを勝利で飾り、宿敵との一戦に弾みをつけるつもりだ。【神谷亮磨】