ガンバ大阪松波正信強化部長(45)は9日、他クラブへの移籍の可能性があるMF小野瀬康介(26)について「正式オファーは1チーム来ているが、うちにとって替えのきかない選手なので、そこで(他クラブへ)出るとなるとダメージになる」と引き留めに全力を挙げる姿勢を示した。FC東京と横浜F・マリノスが獲得に乗り出しており、他にも移籍の打診をしているクラブがある。

宮本恒靖監督(42)からはクラブに、センターバックやボランチの補強リクエストが届いている。既に川崎フロンターレのDF奈良竜樹(26)の獲得を目指しており、東京に期限付き移籍中のDFオ・ジェソク(29)の復帰の可能性もあるという。守備面の補強が優先となる。

松波強化部長は「今季の7位に満足していない。まだまだ上にいけるチーム。来季はタイトルを取るクラブとは思っている。ACL圏内は狙わないといけない」と目標を設定した。18年夏に就任した宮本監督は来季が勝負のシーズンになる。