ヴィッセル神戸は1日、神戸市のいぶきの森球技場で全体練習を再開した。5月25日からグループ練習で再始動していたが、報道陣を含めて引き続いて完全非公開で実施。J1再開が7月4日に決まり、トルステン・フィンク監督(52)が練習後、オンラインで取材に対応した。

「本当に第1は再開が決まってよかった。これまでいろんな再開のプランがあったが、ようやく正確な目標ができた」と素直に喜んだドイツ人指揮官は、この日は接触プレーを避ける意味でもボールを使った簡単な練習メニューを組んだという。1カ月後の再開へは「できれば(練習試合を)2試合はやりたい」と計画を明かした。

今季はJ2降格がないリーグ戦になることには「降格する恐怖がないので、他のチームは攻撃的にくる可能性高い。我々のやり方は変えたくないが、シーズンの中で対応していくべき」と話した。強行日程には「ACLが再開するか、どうかで試合数も変わってくる。過密日程、暑い夏、チーム全員、特に若手、出てない選手もいきなり先発出場がありえる。いつでも準備して練習に励んでほしい」と選手を鼓舞していた。