J2アルビレックス新潟のDF舞行龍ジェームズ(31)が、人種差別に抗議する「Black out Tuesday(真っ暗な火曜日)」の活動に賛同し、自身の公式インスタグラムで黒無地の画面を投稿。米ミネソタ州での、白人警官による黒人男性暴行死事件に抗議した。

舞行龍は「人種差別についてあらためて考えるタイミング。自分が発信することで、少しでも考えてくれる人が増えれば」と今回の投稿参加が問題を考えるきっかけになればと願った。

ステイホーム中はビデオ会議アプリを使用し、大津祐樹(J1横浜)など、成立学園高(東京)の同級生らと交流。ニュージーランドから日本にやってきた当時を振り返った舞行龍は、「自分の場合は良い仲間、先生がいて助かった。日本に適応できたのは彼らのおかげ」と感謝を口にした。

4日の練習は、守備の連係確認に時間を割いた。実戦に近い練習では、プレスや最終ラインを押し上げるタイミングなどを細かく確認。「選手同士の立ち位置や、コミュニケーションはしっかり取れている。今すぐ再開しても大丈夫」と手応えを口にした。自身のコンディションついては、「調子は良い。今後は練習試合などで、強度の高い対人プレーが行えるはず。あとはその部分の感覚を戻すだけ」と話した。

27日のリーグ再開戦勝利へ向け舞行龍は「細かい部分の立ち位置や、体を張ったプレーで勝敗が決まる。CBとして無失点勝利が目標」と意欲を示した。【小林忠】