J2アルビレックス新潟は今日26日、ホームのデンカビッグスワンスタジアムで6位ヴァンフォーレ甲府と対戦する。

今季リーグ前半戦21試合を終え、新潟は勝ち点30で8位。自動昇格圏内の2位徳島ヴォルティスとは勝ち点差13と離されている。後半戦巻き返しを誓う主将DF堀米悠斗(26)がホームの声援を背にサイドを駆け上がり、得意の左足で昇格を争う相手を撃破する。

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堀米がリーグ後半戦初戦での飛躍を誓った。25日、聖籠町での最終調整後、前日会見に臨み「単調にクロスを上げても得点にはつながらない。左右の揺さぶりから相手守備陣の穴を突きたい。自分の特長でもあるインナーラップをどんどん出していきたい」と闘志をみせる。

チームは今季就任のアルベルト監督(52)のもと、ボール保持率を上げ、攻撃を仕掛けるスタイルが浸透してきているが、思うように勝ち点を積み上げられていない。試合内容では対戦相手を上回るものの、直近2試合では得点も奪えていない。堀米は「内容ではなく、結果が大切な時期に入ってきている。のんきなことを言っている場合ではない。危機感が強い」。前半戦7勝も、引き分けが9試合とリーグで2番の多さ。後半戦に向けては「勝ち切る」ことが重要になる。

対戦する甲府とは前回対戦(6月27日)、3ゴールを奪い合い引き分けている。堀米は「監督からいくつかのアイデアは出された。それをピッチでいかに表現できるか。あとは自分たちが監督の想像以上のプレーをゴール前で出せるかが勝利の鍵」と話した。【小林忠】