松本山雅FCは、前日に就任した柴田峡新監督の初陣で、徳島ヴォルティスから貴重な勝ち点1を手にした。

後半16分に先制されたが、同29分にFW阪野が獲得したPKをFWジャエルが決めた。ジャエルは松本加入後初ゴール。

徳島に押し込まれる時間帯が多かったが、集中した守りで1失点に凌いだ。後半立ち上がりはカウンターから何度も好機をつくり、首位争いをする相手に引けを取らないサッカーを展開した。

柴田監督は「選手たちにとってもクラブにとってもショッキングな出来事から、時間も経過していない状態でのゲームだったので、自信をもって臨めるように送り出した。120%以上の力を全員が合わせて、ワンソウルで戦ってくれたことに感謝したい。本当によく戦ってくれた」と、試合を通してハードワークした選手たちをたたえた。

同時に「私は昨日の練習しかやっていない。ここまで頑張れるベースを作ってくれたのは、布さんであり羽田コーチ。恩返しが少しでもできていたらいいと思っている」と、今季始めからここまでチームを構築してくれた布元監督、羽田元コーチへの感謝も忘れなかった。