V・ファーレン長崎は、3年ぶりのJ1復帰へ手痛い敗戦を喫した。

京都サンガF.C.戦を前に、手倉森誠監督(53)は「攻めた時のリスクマネジメント、相手にボールが渡った時に個のあるチームなんで、自陣での守備に厳しさを持とう」と話し、選手に警戒させていた。

だが、FWピーター・ウタカ(36)やMF仙頭啓矢(25)らタレント豊富な攻撃陣に翻弄(ほんろう)され、序盤から攻守の連動でミス連発。自陣でパスカットされ失点するなど前半だけで2点を失い惜敗した。

この日の敗戦で、3位ながら残り4試合で、勝ち点差が首位徳島ヴォルティスと10、2位アビスパ福岡と4に広がった。だが、手倉森監督は「最後の最後までこの勝負は分からない。なにがなんでも長崎をJ1に上げる意志、意欲を残り4戦に注ぎたい」と強気を見せた。