J2アルビレックス新潟の新戦力、FW鈴木孝司(31)が、ギラヴァンツ北九州との開幕戦(2月27日、ミクスタ)で「自己紹介弾」を奪う。

22日は中野幸夫社長(65)、同じく新加入のDF星雄次(28)、MF藤原奏哉(25)、MF高宇洋(22)、FW小見洋太(18)とともに新潟市の中原八一市長(61)を表敬訪問した。J1C大阪から加入のストライカーは、「開幕戦で(チーム)ゴール1号を取ればファンの記憶に残り、名前を覚えてもらえる。町田でも琉球でも開幕戦で得点しているので、狙いたい」と決意を示した。

初の雪国暮らし。新潟には大阪から自家用車で移動し、新居に入った。「高速道路で車が(雪の影響で)動かなかったニュースを見ていたので、運転が不安だった。新潟市も雪で3車線が2車線に減っているのでビックリ。運転に気をつけます」と苦笑い。それでも「ここでの生活が楽しみ。魚貝が好きなので、早く食べたい」と笑顔を見せた。

目指すは「人間性を高めて得点王」。25日からスタートする高知キャンプには「著名人の自伝」を数冊持参する。「本は生きていく上での参考書で、昔からよく読んでいる。人間性がいい選手にはパスが回って来るはず…。今、思いつきましたけど!」と笑顔で話し、「自分は個ではなくコンビネーションで得点を重ねるタイプ。互いの特徴を理解し合いながら、質を高めて行けたら」と意気込んだ。

中原市長からは「県民、サポーターは力いっぱい応援する。新型ウイルスに負けずに、頑張ってほしい」とエールを受けた。鈴木は「得点を多く取って勝利に貢献したい。優勝してJ1昇格を果たす」と力を込めた。【小林忠】