セレッソ大阪小菊昭雄監督(46)が来季も続投することが26日、分かった。

成績不振でレビークルピ前監督が8月末に更迭され、コーチから内部昇格した小菊監督は就任後、ルヴァン杯で決勝に導き、J1残留も確実にするなど現在12位でチームを完全に立て直していた。

この日、取材に応じた森島寛晃社長(49)は「より魅力あるチームへと引っ張っていってほしい」と来季へ具体的に言及。11月中に詳細が決まる見通しだ。滝川二、愛知学院大出身の小菊監督はJリーグでの選手経験はなく、約15年のコーチ生活を経て今夏、初めて監督に就任した。類いまれなコミュニケーション能力で、選手との信頼関係は揺るぎないものにしている。

C大阪は27日に天皇杯準々決勝、30日にルヴァン杯決勝といずれも名古屋との大一番を迎える。4年前のコーチ時代、両大会を制して2冠獲得を経験した小菊監督は「2連勝できるように全員の力で勝ちきりたい」と、挑戦者の立場で17年度の再現を狙う。