20位ギラヴァンツ北九州はホーム最終戦で完敗し、1試合を残して19位以下が確定。

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他力ながら残留の可能性は残るが、最終戦に勝利したとしてもほぼ絶望的だ。

ホーム最終戦も力を出しきれなかった。前半27分、左CKから守備のマークが甘くヘディングで先制点を献上。同7分にはMF井沢春輝(22)が負傷交代するアクシデントにも襲われるなど栃木SCペースの中で先手を取られ、リズムに乗れなかった。

編成トップのスポーツダイレクターを兼ねる小林伸二監督(61)はこの日の敗戦で「思った以上に厳しい状況になった」とガックリ。降格後の自身の進退については「シーズン最後まで指揮を執らせてもらい、こういう結果しか出ていないので、どう考えるか検討したい」と話した。

J2ライセンスの交付判定を受けていないテゲバージャーロ宮崎がJ3の上位2チームに入った場合、J2の19位の降格はなくなる。だが、現時点でJ2の19位SC相模原との勝ち点差は3で得失点差は相模原の-18に対して、北九州は-27。最終戦に大差で勝つ必要があり、事実上の“J3降格”となった。