アビスパ福岡MF中村駿(28)が、得点力不足解消へ「自己犠牲」を強調した。J1初ゴールが幻に終わったサガン鳥栖戦から一夜明けの2日、福岡市内で非公開練習しオンラインで対応した。

ここまで6試合4得点の得点力不足は深刻だ。スコアレスドローだった1日鳥栖戦を含め4戦が無得点。打開に向けては「人のために動くとか人のためにスペースを空けるとか、そういう選手が少しでも出てこないと空きが出てこない。犠牲心を持つことが局面では大事になってくる」と、個人的に分析している。

鳥栖戦は、0-0で迎えた後半24分、ボランチ中村のJ1初ゴールが決まったと思われた。だが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定の結果、オフサイドポジションに立っていたことで取り消された。だが「つぶれ役の意識だった」という犠牲心が紙一重のプレーを生んだ。今後も献身プレーで得点機会にからむ覚悟だ。

次の6日鹿島アントラーズ戦(ベススタ)でホーム初勝利が期待される。その中、中村は「セットプレーがカギになる」と予想。注意する選手には「鈴木優磨は何でもできるので、自由にさせると後ろから人がわき出て来る。ボールを収めさせないことが大切」と、タレントFWを警戒した。長谷部茂利監督(50)は得点に関して「試行錯誤して狙っている」といい、中4日で迎える現3位撃破へチーム一丸で知恵をしぼる。【菊川光一】