ベンチの采配などに不満を示し、6日から謹慎処分中のセレッソ大阪MF乾貴士(33)について、クラブが14日に最終的な処分内容を発表することが13日、分かった。謹慎期間やペナルティーなどを発表するとみられる。

この日のルヴァン杯1次リーグA組の鹿島アントラーズ戦(ヨドコウ)の試合前、森島寛晃社長(49)が取材に対応し、「クラブ内で話し合いはしており、近日中に形としてお話しできれば」と説明し、「規律(違反)のところで重く受け止めており、判断しないといけない」とコメントした。乾とは数回、面談したといい「本人は反省している」という。

5日のJ1リーグ柏レイソル戦(ヨドコウ)に先発した乾は、0-1で迎えた後半17分に途中交代を命じられ、ベンチに戻った際、小菊監督らの手を払いのけ、交代に対する不満の態度を示した。

事態を重くみたクラブは5日の試合後、乾に練習を含めた当面の謹慎処分を言い渡した。翌6日のオフをはさみ、7日の練習から参加を許さず、10日のJ1ヴィッセル神戸戦(ノエスタ)と、この日の鹿島戦もベンチ外になり、練習場への立ち入りも禁じている。

乾は11年5月にも、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のガンバ大阪戦で、前半だけで交代を命じられ、ハーフタイムに控室で激高。その態度を見た当時のレビークルピ監督が激怒し、長期の謹慎処分になっている。