J3のYSCC横浜(YS横浜)からJ1湘南ベルマーレに加入したFW福田翔生(しょう=22)が22日、チーム合流後初の取材に応じた。

昨季、FC今治で契約満了を迎えたが、今季はYS横浜で21試合11得点をあげて大ブレーク。J1までカテゴリー2つ、個人昇格してみせた。

17日から湘南の練習に合流しているが「すごく強度も高くて、学ぶこともたくさんあるので、ここからもっともっと成長して、チームのためにやっていけたら」と力を込めた。

J2を飛び越すジャンプアップ移籍だが、「でも目標として夏で行きたいといってたんで、本当に達成できてよかったです」と冷静だ。

感謝しているのは、YSCCの監督やスタッフとともに、松井大輔(42)中里崇宏(33)という経験豊富なチームメートだ。

「自分はスピードがすごくあると思っていて、でもそのスピードを最大限限に生かしきれてなかった。『止まらずに、もっともっと相手の嫌なところに飛び込んでいけ』っていう風に言われたので、そこを連続してやって、それが強みになった」

武器の使いどころを理解できるようになり、一気にブレークした。松井から言われた言葉で印象深いのは「ピッチに入ったら、自分が1番うまいと思ってやれ」だという。「トップレベルの選手を間近で見て、自分とポジションとかも似てて、ほんとにいいお手本がいたので、そこで変わりましたね」と感謝した。

くすぶっていた時代を「もう正直ほんとに地獄でしたね」と振り返る。東福岡高を卒業後の19年、当時JFLのFC今治でデビュー。2年目からチームがJ3に昇格したが、計4シーズンで無得点に終わった。当然のように契約が切れた。「本当に見返してやろうという気持ちで、死に物狂いで努力して、もうこれがダメだったらもういいやじゃないですけど、本当にこの1年にかけてきたので、自分はそのために全部犠牲にして全部やってきたので、よかったです」と努力が報われた。今までも120%の力で努力してきたが、その方向性を理解して一気にレベルアップしたという。

持ち味はスピードだけではない。「守備でもやっぱ強度出して、切り替えだったりはできる。あと自分は90分通して戦えるという面もありますし、どんどん、どんどん、チームにいい風を吹けていたらなと思います」と自信たっぷりに語った。この日の練習でも加入直後とは思えないほどチームになじんで汗を流していた。J1デビューもそう遠くなさそうだ。【佐藤成】