アルビレックス新潟レディースはFW道上彩花(29)が新潟3季目で初のハットトリックを達成。

4-1でちふれASエルフェン埼玉を破り、ホームでの今季初陣を大勝で飾った。前半34分にPKを決め、勢いに乗った道上は、後半に2得点を奪う。エースストライカーとしての貫禄を初戦から見せつけた。新加入の元日本女子代表、MF川澄奈穂美(37)は先発で後半44分までピッチに立ち、チームを引っ張った。次節は9月3日、アウェーで日テレ・東京ヴェルディベレーザと対戦する。

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エースストライカーがいきなり爆発した。前半25分にFW石淵萌実(27)の先制ゴールの勢いに、道上が乗った。同34分にエリア内でファウルを誘ってPKを獲得。右足で流し込み、1点目を冷静に決めた。同41分には、こぼれ球を押し込まれて1点は献上するが、勢いに乗ったまま2-1で前半を折り返した。

後半も道上のゴールへの推進力は止まらない。後半7分、石淵のラストパスに反応すると右足ダイレクトシュートでゴールネットを揺らす。もう止まらない。同21分には左CKから得意のヘディングで押し込み、今季公式戦初戦でハットトリックを決めた。同26分に、MF園田と交代し、お役御免となったが、今季から指揮を執る橋川和晃監督(52)は「彼女の良さが前面に出ていた」とエースをたたえた。

昨季はリーグ戦でチーム最多の6得点も道上は満足していなかった。「今年こそは2桁得点を」。その強い思いで臨む今シーズン。19日に行われた練習試合でもハットトリックを決めるなど状態は確実に上がっていた。ゴールに向かう“エゴイスト”が最高のスタートを切って見せた。

新戦力、MF川澄はスタメン出場し、「前へ、前」と声でもチームを鼓舞。後半44分までピッチに立ち、チームを大勝に導いた。連勝を狙う次節はアウェーで日テレ東京V戦に挑む。「本気でトップ3を目指す」と橋川監督が目標を掲げる新潟が、これ以上ない勝利で23-24シーズンの幕を開けた。【大島享也】

 

FW道上「決めきるところでしっかり決められた結果だと思う。特に2点目は(石淵)萌実がいいパスをくれたので合わせるだけ。流れの中でいい形で決められた。みんな良さが出たゴールだった」

MF川澄「まず勝ち切れたことは良かった。後半25分過ぎぐらいから足がつるかと思ったけど、意外とそんなことなくて、出来て良かったなと(笑い)。シュートも打てていないので、もっともっと打開していきたい」