2部優勝と来季のプリンスリーグ北信越1部復帰を決めていた新潟明訓はホームで迎えた最終節で遊学館(石川)を2-0で破った。
前半45分、FW斎藤瑛太(2年)がMF渡辺創士(3年)の左クロスから先制点。後半5分にはエースのMF友坂海空(3年)が元日本代表の中村俊輔氏(45)から直接指導されたFKでMF長谷川侑真(3年)の追加点をアシストした。15得点で得点王に輝いた友坂にこの日ゴールはなかったが、力強いプレーで攻撃をけん引し続けた。
◇ ◇ ◇
日本代表のレジェンドから伝授された技で勝利を決定づけた。1ー0の後半5分。友坂は左FKをニアに走り込んだ長谷川の頭にピンポイントで合わせ、追加点をアシストした。「イメージ通りの軌道」と友坂。今季3得点目を決めた長谷川も「ボールを触るだけだった」と同僚のプレースキックを絶賛した。
新潟明訓は8月に茨城・龍ケ崎市で開催された「アディダスフットボールレジェンドクリニック」に参加。講師の元日本代表中村氏からキックの極意を学んだ。同クリニックで、直接FKを2本蹴った友坂だったが、ともに壁に当てていた。「(中村氏に)いじられたので戻ってから練習している。アドバイスは『ここをクッと下げて…』だったので、クッと蹴った」と冗談交じりに笑ったが「いい感覚になってきている」と手応えをつかんでいる。
コロナ禍に苦しんだ昨季はプリンスリーグ北信越で予定試合数を消化できず勝率で最下位(10位)となり、今季から新設された同2部が主戦場となったが、12勝2分けの無敗優勝で1部復帰を決めた。次のターゲットは7度目の全国選手権出場だ。昨年、県大会準優勝に終わっている新潟明訓は14日、新潟との3回戦で初戦を迎える。友坂は「けが人も戻ってきた。いい流れに乗り、選手権を取る」と優勝を宣言した。【小林忠】
▽新潟明訓・坂本監督「昨年から主力の3年生は降格させてしまったという責任があった中、春に立てた『無敗優勝』という目標を達成してくれた。リーグ戦を通してチームの総合力は高まった。選手権は引き分けがない一発勝負。選手の良さを出しながら優勝したい」



