J2ベガルタ仙台の森山佳郎監督(58)、MF武田英寿(24)、梁勇基クラブコーディネーター(44)、富田晋伍クラブコミュニケーター(39)とフロントスタッフらが11日、仙台市内で行われた追悼式に出席し、献花と黙とうをささげた。

今年で発生から15年を迎える。クラブはこの日、練習前にも選手とスタッフらで黙とうをおこなった。森山監督は「決して風化させてはいけない。被災された方、ご家族の方の心が癒えることはないと思いますが少しでも心安らかな時間が増えますように」と願った。

当時から地元の希望の光であり続けたクラブとして、その思いは変わらず継承していく。「被災地のクラブを代表して思いをしっかりと胸に刻んで、勇気ある決して諦めない姿で見ている方々の魂を揺さぶり、夢や希望、生きがいと思っていただけるようにしていきたい」と決意を新たにした。

宮城・仙台市出身、当時小学3年生だった武田は授業中に激しい揺れに襲われ、避難所での生活も経験した。「あの時は必死であまり覚えていないのですが、こうして日々生きられていることに幸せを感じて、1日1日を本当に大切に過ごしたいと思っています」と今ある日常に感謝した。

25年に浦和から移籍、地元のクラブの一員としてより一層気を引き締める。「宮城や仙台を背負って、夢や希望を与えられるようなチーム、選手になりたい。ピッチでこのエンブレムを背負って一生懸命戦っている姿を見せていきたい」。故郷への思いを胸に、これからも勇姿を届けていく。