サンフレッチェ広島は16日、初代総監督だった今西和男さんが同日未明に肺炎のため死去したと発表した。85歳だった。
日本サッカー協会(JFA)の川淵三郎相談役(89)がJFAを通じてコメントを発表した。「僕より早く逝ってしまうなんて『それはないよ』と言いたい気持ちです」などと素直な思いを伝えつつ、「彼が日本サッカー界に与えた影響は絶大なものがあります」などとその功績をたたえた。
コメント全文は次の通り。
今西さんの訃報に接し、僕より早く逝ってしまうなんて「それはないよ」と言いたい気持ちです。
彼が日本サッカー界に与えた影響は絶大なものがあります。その一つを挙げるとしたら、人間性を鋭く見抜く目です。マツダサッカークラブ時代から、現在、SAMURAI BLUE(日本代表)の監督を務める森保一さんをはじめとする多くの才能を見抜き、育て上げてきました。
代表監督にオフト氏を採用する際には、マツダSCでの彼のコーチとしての能力を詳らかに話してくれ、僕は自信を持ってオフト監督を日本代表初となる外国人監督に推しました。それが1992年、広島での日本最初のAFCアジアカップ優勝につながりました。
JFAでは強化委員会の副委員長を務め、岡田武史監督就任を進言してくれたのも彼でした。それによって日本は1998年、FIFAワールドカップ初出場を果たしました。
サンフレッチェ広島のJリーグ入りについてもいろいろなドラマがありました。語り尽くせばきりがないほど今西さんとの思い出があります。日本サッカーへの多大なる貢献に心から感謝の意を表します。安らかにお眠りください。



