大型補強で初制覇を狙うパリサンジェルマン(フランス)が、過去5回優勝のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)を3-0で下した。ネイマールが1得点1アシスト。エムバペのお膳立てからカバニがゴールを決めるなど、移籍金総額4億6600万ユーロ(約606億円)といわれる3トップが真価を示した。

 パリサンジェルマンはボール支配率は39%にとどまったが、カウンター攻撃の鋭さと決定力で上回った。17日にはPKキッカーを巡って口論したカバニとネイマールが喜びの抱擁をする一幕も。「ピッチに立てば同じ勝利という目標に向かう家族」とカバニは言い、エムバペは「ビッグクラブ相手に素晴らしいプレーをした」と満足げだ。敵将アンチェロッティ監督も「エムバペとネイマールを止めるのは難しい」と脱帽するしかなかった。