E組ではリバプール(イングランド)のセネガル代表FWマネがスパルタク・モスクワ(ロシア)戦で2得点を挙げた。いずれも身体能力の高さを印象づけるゴールだった。チームは7-0と大勝し、9季ぶりの決勝トーナメント(T)進出を決めた。プレミアリーグの出場5チームすべてが決勝T進出を決め、史上初めて同一リーグから5チームが突破した。

 W杯で日本と対戦するセネガルのエース、マネが鮮やかなゴールを決めた。後半2分には胸の高さに飛んできた左クロスに豪快なボレーシュート。同31分にはゴール前に走り込み、少し後ろにきた球に苦しい体勢ながらしっかり蹴り込んだ。前半には高速ドリブルでフィルミーノの得点を導いた。得点力だけでなく速さ、瞬発力、ボディーバランスでもファンを魅了する。

 チームはマネやブラジル代表コウチーニョら前線4選手がすべて得点。「4人がこのようなプレーをすれば怖いものなし」とクロップ監督が言い、マネも「素晴らしい選手とプレーできて幸せだ。とてもやりやすい」とチームメートとの相乗効果を喜んでいる。

 前日にはバイエルン・ミュンヘンのポーランド代表レバンドフスキ、コロンビア代表ロドリゲスらが活躍。日本と同居するH組のライバルたちが欧州舞台で連日大暴れしている。