FW原口元気(27)と浅野拓磨(23)の所属するハノーバーはレバークーゼンと対戦し、2-2で引き分けた。原口は右のウイングハーフで今季初のフル出場を果たし、浅野はベンチ入りも出番がなかった。

原口は第4節ニュルンベルク戦以来、今季2度目の先発となった。前半から鋭い出足で相手にプレスをかけ、同32分にはインターセプトから、前線にスルーパスを送ってFWウッドの決定機を演出するなど、後半12分に退場者の出たチームの中で、最後まで存在感をみせた。主な一問一答は以下の通り。

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-試合を振り返って

原口 頑張って1ポイントって感じじゃないですか。「最後、勝ってたから(追いつかれたのは)惜しかった」ってなったけど、10人で(戦うのは)しんどかったし。ポイントが取れて良かったですね。

-今日はハノーバーで初めてフル出場だったが、コンディションは?

原口 だいぶ上がってきました。

-右のウイングハーフでの手ごたえは?

原口 そんなに難しいポジションじゃないですし、最初どういう感じかなというのは10~15分みていたけど、どうやったらいいかなっていうのはなんとなく途中から分かってきて。昨日(監督から)言われたんでちょっとね、難しさは最初ありましたけど。でもやってみたらそんなに難しくないというか。あんまりプレッシャーを受けないポジションなんで、ボール持った時は落ち着いてプレーできたかなと思います。

-(ウイングハーフでの出場を)昨日言われたということは、あまり戦術練習はできてなかった?

原口 全くしてないので。ぶっつけ本番だったので(笑)。やれるなというのは思ったけど。でも前に行くのはやっぱり難しい。ある程度バランス取ってプレーしないといけないから。基本的にカウンターが多いので、(攻撃の組み立てには)絡みにくいですけどって感じですかね。

(鈴木智貴通信員)