レアル・マドリードが以前から獲得を狙うフランス代表MFポール・ポグバについて、マンチェスター・ユナイテッドは放出する場合、2億ユーロ(約243億円)という莫大な移籍金を要求すると17日付のスペイン紙マルカが報じている。

この常識を逸した金額は、マンチェスターUにポグバを放出するつもりがないこと、そして来シーズンも重要なピースと携えていることの意思表明となっている一方、レアル・マドリードが受け入れられるものではない。

またプレミアリーグの移籍期間終了の8月8日が迫っているため、時間の経過とともにRマドリードのポグバ獲得の可能性が薄れていることを意味するものである。

Rマドリードは今夏、ポグバを中盤の補強候補の一番手に考えていたが、現時点では非常に困難な状況になっている。その一方でトットナムMFクリスティアン・エリクセン、アヤックスMFドニー・フェン・デ・ベーグについても高く評価しているため、移籍市場に新たな方向性を持たせる可能性もあるだろう。

マンチェスターUとの契約があと2年残るポグバは、昨シーズンの公式戦47試合に出場し16ゴールを記録した。そして現在はプレシーズンの試合を戦うためにオーストラリア入りし、キャプテンとしてチームメイトたちと一緒にトレーニングに励んでいる。(高橋智行通信員)