MF長谷部誠(35)とFW鎌田大地(23)が所属するフランクフルトは、ホームでホッフェンハイムとの開幕戦を1-0で勝利し、好スタートを切った。長谷部はリベロでフル出場し、ベルギー1部シントトロイデンから復帰した鎌田も先発の座を勝ち取り、無得点も後半26分までプレーした。

クラブからの要請によりジェノアへの移籍をやめた鎌田は、開幕戦からピッチに立った。開始3分にはあいさつ代わりの右足シュートを放つと、FKやCKのキッカーも担当。得点こそなかったが、チームの攻撃をけん引した。長谷部からは「非常にいい成長の階段を上っている」と絶賛され、交代時には観客から大きな拍手でたたえられた。それでも「良いシーンを何度か作れたが、まだ自分がやりたいようにはできていない」と満足していなかった。(中野吉之伴通信員)