バルセロナがネイマール獲得に向けたオファーを出したとすでに報じられているが、これに関し、パリサンジェルマンが最初の申し出を断ったと、フランス紙ル・パリジャンが伝えている。20日にスペイン紙マルカ(電子版)が同紙の記事を引用する形で伝えている。

マルカ紙によると、バルセロナは来夏、1億5000万ユーロ(約180億円)で買い取るというオプション付きの期限付き移籍でのオファーを出した。しかし、パリサンジェルマンがネイマールの移籍金として設定している2億5000万ユーロ(約300億円)には程遠い額であること、そしてこの契約の買い取りオプションが強制でないため、合意に達しなかったとのことだ。

しかし、両者の交渉は決裂してはおらず、今後数日間にわたって引き続き行われる予定になっている。

パリサンジェルマンにとって買い取りオプションが強制でない場合、来夏確実にネイマールを売却できる保証がないため、他のクラブを探す可能性があるという。

そしてその候補には、以前よりバルセロナの動きを注意深く追っているバルサ最大のライバル、レアル・マドリードや、交渉にディバラというカードを持つユベントスの名前が挙がっている。(高橋智行通信員)