香川所属サラゴサ、集団感染で最新試合が異例の延期

MF香川真司(30)が所属するスペイン2部レアル・サラゴサの最新試合が、異例の延期となった。

18日にアウェーで対戦予定だったフエンラブラダの選手が急性胃腸炎に集団感染したためで、試合日に変わる直前の17日深夜、延期が正式決定した。同クラブがスペインサッカー連盟(RFEF)に「医療上の理由」で試合の延期を申し入れていて、了承された。

トップチームの多くの選手が急性胃腸炎となり、現時点でプレーできる選手が11人を切っているという。申し入れには医療報告書も添えられており、状況が今後さらに悪化する可能性があった。その中で結局、スペイン連盟の競技委員会が正式に延期措置を発表。現時点で先送りされた試合の日時は決まっていない。

スペイン紙アスによると、17日の午前に行われた練習に参加できたのは8選手だけで、予定していたメニューを消化することができなかった。スタッフは、メレ監督こそ発症していないものの、アシスタントコーチ2人が選手と同様の症状を訴えてトレーニング欠席を余儀なくされている。

この症状は、フエンラブラダが敵地ルーゴへ乗り込んだ15日に既に出ていたとのこと。遠征にはクラブの首脳陣とスタッフを含めて30人が参加したが、うち20人に症状が出ているため、ルーゴでかかったと考えられている。選手に至ってはスタメン11人中9人に症状が出ており、試合どころではなくなっている。

メレ監督は17日の会見で「危機的状況だ。今日、我々は11選手以下でトレーニングを行った。そんな状態では、いかなる試合も戦うことができない」と窮状を訴えていたが、やはりキックオフを迎えることはできなかった。

香川サラゴサは開幕4勝1分けの無敗で2位につけており、3勝1分け1敗で4位だったフエンラブラダを直接たたき、さらに波に乗りたいところだったが、不可抗力とはいえ、思わぬ理由で水を差される形になった。(高橋智行通信員)