レアル・マドリードは20日、将来を大いに期待されているU-23ブラジル代表MFヘイニエル・ジェズス(18)をフラメンゴから獲得したことを公式サイトで正式発表した。契約期間は2026年6月までとなっている。

スペイン紙マルカは移籍金について、3000万ユーロ(約36億円)と伝えている。獲得のライバルにバルセロナ、アトレチコ・マドリード、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・シティのビッグクラブがいたが、Rマドリードがその熾烈(しれつ)な獲得レースに勝利した形となった。

ヘイニエルは4-4-2のシステムの中、セカンドトップ、もしくはトップ下でプレーできる攻撃的MF。強靱(きょうじん)なフィジカルと類いまれなテクニックを備え、運動量豊富で、得点力を備えている。

17歳だった昨年、フラメンゴでトップチームデビューを果たすとリベルタドーレス杯優勝に貢献しただけでなく、14試合に出場して6得点を記録したブラジル全国選手権のタイトルも獲得している。

ヘイニエルは今後、今現在参加しているU-23南米プレオリンピック大会を終えた後、RマドリードのBチーム、カスティージャに入団する予定になっている。

またRマドリードのトップチームには現在、マルセロ、カゼミロ、ミリトン、ビニシウス、ロドリゴのブラジル人5選手が所属している。

(高橋智行通信員)