今冬の移籍市場終了まであと10日に迫っているが、ここまで3000万ユーロ(約36億円)で18歳のU-23ブラジル代表MFヘイニエルをフラメンゴから獲得したレアル・マドリードが、最も補強にお金をかけているチームになっているとスペイン紙アスが21日に伝えている。

しかしヘイニエルはいきなりトップチームには所属せず、2月からBチームのレアル・マドリード・カスティージャでプレーする予定になっている。

それに続くのは最下位と降格圏内で苦しんでいるエスパニョール。ここまでスペイン人FWラウール・デ・トマースをベンフィカ・リスボンから2000万ユーロ(約24億円)、ウルグアイ人DFカブレラをヘタフェから900万ユーロ(10億8000万円)で獲得し、その補強額は2900万ユーロ(34億8000万円)となっている。

3位はレガネスからモロッコ代表FWエン=ネシリを2000万ユーロ(約24億円)で獲得したセビリア。

4位はメキシコのクラブ・アメリカからアルゼンチン代表MFギド・ロドリゲスを450万ユーロ(約5億4000万円)で獲得したベティス。さらにバルセロナから期限付き移籍でスペイン人MFアレニャーも入団している。

それ以外の16チームはここまで補強費を1ユーロも使っておらず、さらにビルバオ、アトレチコ・マドリード、バルセロナ、レガネス、レバンテ、レアル・ソシエダード、バレンシア、ビジャレアルの8チームはここまで全く補強していない。

一方、久保建英所属のマジョルカは、期限付き移籍でセビリアからスペイン人MFポソを獲得し、スペイン人MFアリダイを2部ラス・パルマスに放出している。(高橋智行通信員)