レアル・マドリードは8日、新型コロナウイルスの影響を受け、サッカーとバスケットボールのトップチームメンバーが自主的に給与削減を行うことで合意したと公式サイトで発表した。

スペイン紙アスは、リーグ戦が再開された場合は10%、このままシーズンが再開されずに終了した場合は20%、トップチームメンバーの給与が引き下げになると伝えている。

サッカーの2018-19年シーズンのトップチームの給与総額は2億8300万ユーロ(約339億6000万円)。このデータを基に見積もりを出すと、10%の場合は2800万ユーロ(33億6000万円)減、20%の場合は5600万ユーロ(約67億2000万円)減となる。

クラブはこの給与削減で、800人を超えるクラブ職員の給与に影響が出ないようにする予定である。その給与総額は1億1100万ユーロ(133億2000万円)となっている。

スペインではこれまでバルセロナやアトレチコ・マドリードなどが新型コロナウイルスの影響による財政難で次々と給与削減を発表してきた。バルセロナは非常事態宣言が続く間、選手たちの給与が70%削減されることになっている。(高橋智行通信員)