ユベントス行きが消滅したと報じられていたバルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレス(33)の状況が一転していることをスペイン各紙が17日に一斉に報じている。

ロナルド・クーマン新監督に戦力外通告を受けたとされるスアレスの去就をめぐっては情報が入り乱れている。バルセロナの地元ラジオ局RAC1は15日に同選手がユベントスでプレーするために必要なイタリア国籍取得の手続きが欧州チャンピオンズリーグ・予選リーグの選手登録期限の10月6日までに間に合わない可能性が高いため、ユベントス行きを断念したと報道。

しかし、17日正午すぎ、スアレスがプライベートジェットでイタリアに移動し、イタリア国籍取得に必要なイタリア語の試験に合格したことをスペイン各紙が伝えた。

これを受けスペイン紙マルカは、スアレスがバルセロナとの契約問題が解決した場合にユベントスに入団することで合意していると報じ、同クラブ移籍がこれまで以上に近づいていることを強調している。(高橋智行通信員)