ドルトムント(ドイツ)が苦しみながらもゼニト(ロシア)を2-0で下し、今大会2戦目で初勝利を挙げた。

序盤から自陣で守備を固める相手に苦戦。ファブレ監督は「相手ゴール前にバスが2台停車しているようだった」とゼニトの徹底した防御戦術に苦笑いするしかなかった。ドルトムントのボール保持率は最終的に65%にのぼった。

待望の先制点は後半33分。敵陣ペナルティーエリア内の競り合いで獲得したPKをMFサンチョ(20)が右足で落ち着いて決めた。後半ロスタイムにはFWハーランド(20)がドリブルで持ち込み、左足で追加点を挙げた。

ハーランドは欧州CL通算10試合の出場で12得点と驚異的なペースでゴールを量産。テレビ局スカイのインタビューで「チャンスが来ることはわかっていた。攻め急がず、忍耐強く戦わなければならなかった」と話していた。