英航空会社ブリティッシュ・エアウェイズの元会長で、プレミアリーグのリバプールでも会長を務めたことがある英国人実業家のマーティン・ブロートン氏(74)が、チェルシーの買収に乗り出す見通しとなった。
英インディペンデント紙電子版によると、ブロートン氏は子供のころからのチェルシーファンで、現在、買収オファーを準備中だという。
10年4月にリバプールの会長に就任したブロートン氏は、クラブをニューイングランド・スポーツ・ベンチャーズ(NESV=現フェンウェイ・スポーツ・グループ)にスムーズに売却することが最大の使命だった。
しかし売却額に不満を持った当時のジョージ・ジレット、トム・ヒックス両共同オーナーと対立。法廷闘争に発展した。
結局、ブロートン氏側が勝利し、クラブは無事NESVへ売却された。リバプールはNESVのもと世界最強クラブの1つとして復活した。その道筋をつけたのがブロートン氏だったのだ。
当時のリバプールのメインバンクは国が管理するロイヤルバンク・オブ・スコットランドで、ブロートン氏は政府を巻き込んでのサッカークラブの身売りに関して、すでに経験があると言える存在だ。
チェルシーも事実上、政府の管理下に置かれているため、同クラブの買収に関してブロートン氏の経験が生きる可能性がある。

