【高橋智行通信員=マドリード】首位レアル・マドリードが2-1で2位バルセロナを下し、勝ち点27に伸ばした。前半22分にFWエムバペが先制し、1-1の同43分にMFベリンガムが勝ち越し点を奪った。公式戦のクラシコ連敗を4でストップし、勝ち点差を5に広げた。
公式戦4連勝と勢いに乗るRマドリードは、2位バルセロナと勝ち点2差でスペインリーグ首位。カルバハル、アレクサンダー=アーノルド、ハイセン、セバージョスが復帰した一方、リュディガーとアラバが負傷欠場。シャビ・アロンソ監督は4日前のユベントス戦からスタメン2人を入れ替え、4-3-3で戦った。
公式戦2連勝中のバルセロナは、レバンドフスキ、テア・シュテーゲン、ガビ、ジョアン・ガルシア、ダニ・オルモ、クリステンセン、ラフィーニャの7人がけがで欠場。ベンチ入り禁止処分を受けていたフリック監督は、5日前のオリンピアコス戦から先発2人を変更し、4-2-3-1で臨んだ。
試合はRマドリードのクラブカラーでスタンドが彩られた中でスタート。両チームともにボール保持を目指す中、Rマドリードは2分、ビニシウスがペナルティーエリア内でヤマルに倒されPKの笛が吹かれるも、オンフィールドレビュー後に取り消しとなった。
その後はバルセロナがペドロやデ・ヨングを中心にボールをキープ。Rマドリードは受け身になりながらも、12分にハイプレスで相手のミスを誘発し、エムバペがペナルティーエリア手前から強烈なミドルシュート決めるが、VAR介入後、わずかにオフサイドでノーゴールとなった。
Rマドリードは2度の判定取り消しに落ち込むことなく、22分にエムバペがベリンガムのスルーパスに反応し、相手のDFライン裏をうまく抜け出して先制点を記録した。このゴールはエムバペにとって、今季の公式戦16得点目、リーグ戦11点目となり、1試合平均1ゴールを上回るペースで得点を量産している。
Rマドリードはこの得点で勢いに乗り、さらにベリンガム、バルベルデ、エムバペ、ハイセンがゴールを狙っていった。ボールはキープするも決定機を作れないバルセロナは38分、敵陣でギュレルからボールを奪って素早く攻撃を仕掛け、ラッシュフォードのパスをフェルミン・ロペスが押し込み同点にした。
Rマドリードはすぐさま反撃する。43分にビニシウスが左サイドでクンデを抜き去り、クロスを上げる。これをファーサイドのミリトンが頭で折り返し、ゴール前に入ったベリンガムが合わせ、再びリードを奪った。
前半はバルセロナがボール支配率64%で上回るも、効果的な攻撃で12本のシュート(バルセロナは7本)を打ったRマドリードが1点リードでハーフタイムを迎えた。
後半開始後は拮抗(きっこう)した展開になる中、Rマドリードは7分、ベリンガムがエリック・ガルシアのハンドでのPK誘発。しかし、エムバペのキックはシュチェスニーにセーブされ、点差を広げられなかった。
バルセロナはその直後の8分、数的優位のカウンターを仕掛け、フェルミン・ロペスがドリブルシュートを放つが、クルトワにキャッチされた。
1点リードで守備的に戦ったことで相手にボールを持たれ、攻撃を仕掛けられない時間が続いたRマドリードは23分、流れを変えるために投入したブラヒムがDFライン裏に抜け出してゴール前にクロスを入れ、ベリンガムがゴールネットを揺らしたが、ブラヒムのオフサイドでゴールは認められなかった。
それ以降、両チームともに選手交代を繰り返してチームをリフレッシュしていく。1点を追うバルセロナは終盤、前節ジローナ戦と同じようにアラウホを前線に上げ、同点弾を狙いにいくが、最後までRマドリードの堅守を崩せなかった。さらにペドリが終了間際、2枚目のイエローカードで退場となった。
Rマドリードは堅固な守備でバルセロナに決定機をあまり作らせず、2-1で勝利して公式戦のクラシコ連敗を4でストップ。勝ち点を27に伸ばしてバルセロナとの差を5に開き、スペインリーグ首位の座を確固たるものにした。また試合後に小競り合いが起こり、マッチMVPにエムバペが輝いた。
スペインリーグのクラシコ通算成績は、Rマドリードが191試合80勝35分け76敗で勝ち越している。

