レアル・マドリードのアルベロア監督(43)が欧州チャンピオンズリーグ(CL)で2季続けて準々決勝で敗退した後、「この対戦はあの瞬間に終わってしまった」とMFカマビンガの退場判定に怒りをあらわにした。

Rマドリードは15日にアウェーで行われた欧州CL・準々決勝第2戦でバイエルン・ミュンヘンと対戦。ホームの第1戦を1-2で落としたRマドリードは、前半1分に前に飛び出したノイアーのパスミスをギュレルが無人のゴールに直接蹴り込み、早々に得点を記録した。それ以降、バイエルンに主導権を握られ、6分にCKからパブロビッチのヘディングシュートで同点にされるも、29分にギュレルがFKを右上隅に直接突き刺し、再びリードを奪った。38分にケーンに失点を許すが、42分にビニシウスのパスをエムバペがゴール前で合わせ、2試合合計3-3でハーフタイムを迎えた。

後半はバイエルンにボールを持たれながらもスコアの動かない展開となる中、終盤にカマビンガが2枚目のイエローカードで退場。その後に2点を失い、3-4(2試合合計4-6)の逆転負けを喫した。

試合後、アルベロアが記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えた。まず、試合の流れを変えたカマビンガの退場について、「あんなプレーで選手が退場させられるなんて、誰も理解できないだろう。この対戦はあの瞬間に終わってしまった。不当な判定だ。我々は深く傷ついている。あれはどうすることもできないことだ。選手たちやサポーターに大きな誇りを感じているよ。今季、16回目の優勝を果たせないので本当に悲しい。もう次の試合に向けて準備しなければならない」と苦言を呈した。

試合展開が予想通りだったかという質問に対しては、「私は勝つためにベストの布陣で臨んだと思う。我々はここに、ゴールを決めて勝つためにやって来た。バイエルンのあのアグレッシブなプレスを突破できる選手が必要だった。また同じことをするだろう。選手たちやこの偉大なチームをとても誇りに思っている。チャンスはたくさんあったのに決められなかったので残念だ」と逆転勝利を逃したことを嘆いた。

主審がカマビンガへのイエローカードが2枚目であることに気づいていたと思うかという質問を受けると、「まさにそのせいでカードを出したのだと思う。バイエルンの選手たちが、あれが2枚目だと伝えに行かなければならなかったのだからね。審判たちはサッカーをやったことがないか、もしくはあのようなプレーへの対処法を理解していないことが多いと思う。しかし、知識不足以上に、カードを提示した選手が出場して間もないことを知らないのはさらに問題だ。なぜならカマビンガは後半から出場したのだから。それは二重のミスだと思う」と指摘した。

Rマドリードはすでに国王杯で敗退し、スペインリーグは残り7節で首位バルセロナに勝ち点9差をつけられているため、今季は無冠に終わる可能性が非常に高くなっている。(高橋智行通信員)