【モンテレイ(メキシコ)3日(日本時間4日)=佐藤成】サッカー日本代表がFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会に向けた事前合宿を再始動した。5月25日から国内合宿を始めて、31日のアイスランド戦後にオフをはさみ、6月2日に合流。移動を経て、再びトレーニングがスタートした。アイスランド代表で左足に違和感を覚えたMF遠藤航(33=リバプール)はホテルでトレーニング。DF瀬古歩夢(25=ルアーブル)も冒頭のジョギング以外は別メニュー調整した。

FW後藤啓介(シントトロイデン)が21歳の誕生日を迎えた。日本との時差が15時間あるため、前日から友人の連絡が多数来たという。「日本以外で誕生日を迎えることが初めてなんで新鮮です。代表で祝ってもらえるというのはめったにないこと。それがW杯の前という重要なタイミングで祝ってもらえるのは本当にうれしいなと思います」とかみしめた。

今大会最年少でメンバー入り。熾烈(しれつ)な競争を勝ち抜いた。「理想通りですし、こんなにうまくいくとは思ってませんでしたけど、目指してたんで、あとは本当に初戦を迎えて、どれだけそれまでにいい準備ができて結果を残せるかだと思うので、いい準備して待ちたいと思います」。

1トップには絶対的エースのFW上田綺世(27=フェイエノールト)が君臨。2番手でもアイスランド戦で決勝点を奪ったFW小川航基(28=NECナイメヘン)がいる。後藤はアイスランド戦で2列目で起用された。今大会では途中出場で流れを変える存在として期待される。ジュビロ磐田時代にはまさにジョーカー的な役割を担った。「思い出しながらうまくやりたい。代表でどういう使い方で自分はやる自信があるので、まずは本当に日本の勝利に貢献できれば」と力を込めた。

サッカー選手なら誰しも先発で長い時間プレーしたいものかと思いきや、チームファーストの意識が強い。

「全然それなんか悔しいとか葛藤とかなくて僕は選ばれていること自体、本当ありがたいことですし。ジュビロ時代もスタメンで出たいという気持ちは特になかったというか、チームが勝てればいいと思ってたので、クローザーでもいいですし、アディショナルタイムに時間を使うためにでもいいですし、勝利のために少しでも力になれるなら、どんな役割でも自分はいい」

昨季は期限付き移籍先のシントトロイデンで11ゴール6アシストと大ブレーク。今大会で活躍すれば、さらに評価を高め、ステップアップする未来も見える。

「このワールドカップを通じて成長して、次のクラブだったり、(保有元の)アンデルレヒトかどうなるかわかんないんですけど、頑張りたいなと思います」と21歳の誓いを立てた。