【モンテレイ(メキシコ)4日(日本時間5日)=佐藤成】もうなのか、まだなのか。MF久保建英(レアル・ソシエダード)が25歳の誕生日を迎えた。不完全燃焼に終わった22年ワールドカップ(W杯)カタール大会から大きく成長し、今大会は絶対的主軸としてフル稼働が期待される。開幕まで1週間。2度目の大舞台へ強い覚悟を示した。チームは前日に続きMF遠藤主将を除く25人で練習。DF瀬古は一部別メニュー調整だった。
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代表の恒例行事がやってきた。久保の誕生日である6月4日は国際マッチデー期間に被ることが多く、コロナ禍だった20年を除き、初招集の19年から7度目。「家族と祝えないのは悲しいですけど、代わりに代表のみんなが祝ってくれるのでうれしいですね」と自然体で受け入れた。
サッカーの祭典の開幕まで1週間。チームとしても個人としても調整の最終局面に入ってきた。25歳にして2度目。「意外と時間もないので、ここから突き詰めていけたら」。前回大会は2試合に先発も、ともに前半のみで交代。決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦は体調不良でメンバー外となるなど消化不良に終わった。その分、今回に懸ける思いは強い。
そこからの進化は火を見るよりも明らかだ。W杯カタール大会後は攻撃の核となり、時にはゲーム主将を任されるほど不可欠な存在に。今回は下から数えて5番目。「ちょっと大人になったかなと思います。若い選手も出てきたし」と序列も上がった。
16年11月に15歳5カ月でJリーグ初出場し「神童」と騒がれてから今年で10年になる。その後はスペインで、世界と渡り合い、己を磨いてきた。「10年やっているんだなという驚きもありますし、毎回毎回レベルを上げて、それに慣らして、1個ずつ階段を上がってきた。今回のW杯でも1つ階段を上がれたら」とさらなる飛躍の足掛かりにする。
「アラサー」に突入した日本の至宝は「欲張らずにまずはW杯で勝てたら」と世界一への思いを吐露。初戦のオランダ戦(14日、ダラス)に照準を合わせつつ、日本を絶景に連れて行く準備はできている。


