38歳のアルゼンチン代表FWメッシ(マイアミ)がW杯最年長ハットトリックを達成した同じ日、20代の世界的なストライカー2人も競い合うように2ゴールを挙げた。フランス代表FWエムバペ(27=レアル・マドリード)とノルウェー代表FWハーランド(25=マンチェスター・シティー)。スペインリーグとイングランド・プレミアリーグの今季得点王がW杯初戦からエンジン全開だ。

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エムバペが重苦しい雰囲気を振り払った。前回準優勝のフランスは序盤から固さが見られ、パスがつながらずに前半のシュートは1本のみだった。だが、後半から布陣変更などで一変。エースが2ゴールを奪って白星発進だ。「チームはまだ本調子とは言えないが、勝利でスタートできたのは良いこと」とほっとした表情で話した。

先制点は後半21分だった。味方のスルーパスに抜け出し、右足ワンタッチで仕留めた。2-0とした後の後半追加タイムに1点を返されたが、主将は「慌てる必要はない。落ち着け」というようなジェスチャーを見せ、その直後に右足で約25メートルのミドルシュートを突き刺した。チームの後半のシュート数も最終的に10本を数えた。

この2ゴールでW杯通算14ゴール目。試合終了時点ではアルゼンチン代表FWメッシらの13点を抜いて歴代3位タイに浮上したが、約6時間後にハットトリックを達成したメッシに抜かれてW杯歴代4位タイに。国際Aマッチ通算得点は58点目で、フランス代表歴代最多記録を塗り替えた。

前回大会は決勝のアルゼンチン戦でハットトリックを達成したものの、PK戦の末に敗れて連覇を逃した。それでも1大会8得点を挙げ、メッシの7点を抑えて得点王を獲得。「W杯で優勝するためにプレーしている。それ以外のことはキャリアの一部にすぎない」。エースは史上初の2大会連続得点王ではなく、2大会ぶりのタイトル奪還を見据えた。

【動画】エムバペのスーパーミドル弾!W杯通算14点目