FIFAワールドカップ2026(W杯)北中米大会を終えて帰国した日本代表の森保一監督(57)が2日、都内で会見した。約50分間の最後に、日本協会の広報から当てられた質問者は「フリーランスの山本です」。森保監督も会釈し、思わず笑顔になった。

元NHKアナウンサーの山本浩さん(73)だった。現在はフリーと名乗った後に「今回のスケジュール。(1次リーグ)2位以内であれば、ともに中3日。消耗度も計算しながら…」と会場の環境などに触れ、最後に「計算外だったこと、何かあったでしょうか」と尋ねた。

これに森保監督がすぐ答えたが「あ、私でいいんですよね?」と先走った形になり、また笑顔。「計算外のことは、大会に入ってからは全くなかったですね。事前キャンプをモンテレイで行った時、クラブハウスはすごく素晴らしかったんですけど、ピッチの芝の状態が良くなくて、そこで練習できなくなったので、予定が狂ったというか、移動の動線が変わったことはありました」などと話した。

「世界のどの国にも絶対に負けないぐらい、アクシデントは起こっていない。起こっていたとしても少ない。それが日本かなと思っています。最高の環境の中で大会を過ごすことができました」とも回答した。

すると山本氏は「環境の部分は分かりました。あとは消耗の部分。(帯同)トレーナーを5人から7人にされたり、パーソナルトレーナーを多く連れて行ったり、ずいぶんケアをされてきた。この辺については、計算外はなかったですか」と質問を重ねた。MF久保建英ら、負傷者が大会中に出たことも念頭に置いたとみられる。

これにも森保監督は、しっかり返した。「計算外はなかったと思います。プラスのことしか感覚としては出てこない。ベースキャンプ地でも滞在先でも、選手がいいコンディションをつくれるように、ということで、いろんな環境を整えてくださって、すごくいいコンディションで戦えたかなと思います」。回答は約6分間にも及んだ。

さらには、日本協会の宮本恒靖会長も「少し補足と言いますか、今の山本さんの」とフェードイン。医療体制の充実ぶりを代弁し「今回、残念ながら久保選手がけがしてしまいましたけれど、生きた部分があるかなというふうに思っています」と語り、なごやかに会見を締めくくった。

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