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4回転サルコー、ソチ成功2人今や基本/小塚崇彦氏

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<小塚崇彦氏がジャンプ語る(5)>

 11年世界選手権銀メダルの小塚崇彦氏(28)が、ジャンプの特徴を解説する今回はサルコー。サルコーは、左足のブレード(刃)の後方外側で踏み切って、右足を体にひきつけるようにして、回転する。国際スケート連盟公認で4回転を初めて成功させたのは、98年ティモシー・ゲーブル(米国)だった。

22日、オータム・クラシック男子SPで4回転サルコーを決める羽生(撮影・菅敏)
22日、オータム・クラシック男子SPで4回転サルコーを決める羽生(撮影・菅敏)

 4回転の中で基礎点は6種類中5番目の10・5点。同6番目のトーループとともに現在の4回転時代においてベースといえるほど一般的なジャンプになった。

 両足をハの字にしてジャンプして跳ぶとされるが、小塚氏はサルコーには2種類の跳び方があるという。

 小塚氏 足をハの字にして、右足を左足に持って行って跳ぶタイプ。代表的なのは本田武史さん。僕もこのタイプだった。

 本田氏は、02年ソルトレークシティー五輪で4位と表彰台まであと1歩に迫った。03年4大陸選手権のフリーではトーループ2本とサルコーに成功。実に14年前に、2種3本の4回転を決めており、同選手権で優勝を果たしている。

 小塚氏 もうひとつのタイプはほぼ両足を平行にした状態で滑走し、体をひねって跳ぶ。羽生選手がこのタイプです。無良選手、宇野選手も同じです。最近は右足を前に出して跳ぶタイプが主流かもしれません。

 14年ソチ五輪で、4回転サルコーをクリーンに成功させたのは、ハビエル・フェルナンデス(スペイン)ミハル・ブレジナ(チェコ)の2人だけだった。しかし、いまや4回転サルコーはトップで争う上で避けて通れないものになった。

 小塚氏 4回転のトーループ、サルコーは、すべての基本になってきた。その2種類を引き算して、それ以外の4回転ジャンプが、各選手の武器になってきている。【取材・構成=益田一弘】

 ◆ティモシー・ゲーブル 1980年9月10日、米イリノイ州生まれ。4歳で競技を始めて、98年のジュニアGPファイナルで世界初となる4回転サルコーに成功。「4回転キング」と呼ばれた。02年ソルトレークシティー五輪銅メダル。

4回転ジャンプの基礎点
4回転ジャンプの基礎点

 日本のフィギュアスケートは長年、世界のトップレベルで争ってきた。冬季五輪では3大会連続でメダルを獲得し、男子の羽生結弦は2018年平昌五輪で2連覇がかかる。日刊スポーツでは、そんな冬季スポーツの花とも呼べる競技をさまざまな角度から取材、分析し、長期連載を掲載していきます。

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