窪木一茂(34=日本競輪選手会)が、男子スクラッチレースで2年連続となる銀メダルを獲得した。

終盤に2人が飛び出す展開を好位でも慌てず脚力を温存すると、最終バックで3番手に上昇。最後はまくり気味に追い込み、わずか1車身半差の2着だった。

窪木は「悔しいですね」と表情をゆがませた。「去年とは余裕が全然違った。去年はついて行くレースだったけど、強い強豪が前に入れてくれて後ろまで下がらなくてよかった。レースを僕がつくっているみたい。リスペクトを感じた」と振り返る。それだけに「最後は去年と同じコース取りで伸びたので、悔しい。アルカンシエル(世界王者のジャージー)が見えていたので。取ったら、辞めていたかも」と悔しがった。