東地区単独首位のアルバルク東京が川崎ブレイブサンダースとの接戦を制し5連勝を決め、2位との差をさらに広げた。A東京は、第1クオーター(Q)では16-28と12点の大量リードを許すも、エース田中大貴(26)の活躍などで第2Qは42-43の1点差に詰め寄る。第3Qでは66-64と逆転し、第4Qの残り46秒で田中が3点シュートを決めるなど、99-91で勝ち切った。

 この試合で25得点を挙げた田中は「出だしで点差が開いて、相手のペースになろうとしたところで我慢して立て直せたのが大きかった」と勝因を語った。

 見せ場となった第4Qの3点シュートについては「決めなきゃとは考えないで打った。25点を決めるような活躍が、自分のスタンダードになるようにしたい」と力強く言った。3点シュートを決めた直後は会場に大貴コールが巻き起こった。「コールには、試合に集中していたのでわからなかった」と驚きの表情も見せつつも笑顔だった。